2016年10月9日 グレイの影と私だけの十月...
秋の光にきらめきながら 指のすきまを逃げてくさざ波
二人で行った演奏会が 始まる前の弦の響きのよう
月の形のボートの上で 素敵な日々を想い出にしたい
ひざに開いた短編集も 風がめくっていつの間にかエピローグ
愛が終るのをたしかめずに ひとりここへ来てよかったの
オールも持たず漂いながら やさしい人に手紙を書きたい
短いけれど楽しかったと 強がりだけを岸の落葉にそえて
霧が水面をゆっくり流れ 帰る岸辺を覆いかくすように
もうしばらくは本当の愛を 見つけられずに さまよってもいいの
愛が終わるのを 繕ったら 明日を生きるのに おくれたわ
オールも持たず漂いながら やさしい人に手紙を書きたい
心も文字も少しゆれてる グレイの影と私だけの十月
グレイの影と私だけの十月...
さあ、季節を感じることが出来る日本へ
金木犀の花の香りには
もう間に合わないのかな・・・
エアコンを効かせた異国のホテルの一室
窓の下の中庭にはプルメリアやブーゲンビレアが・・・
瞳をとじて 金木犀の花の香りを思い出しています
2コメント
2016.10.13 13:10
2016.10.09 08:43